amphibianです 王ではなく玉です(体重的な意味で)
本日は 将棋界を激震させる謎と事件と対戦を描く怒涛のアドベンチャー「千里の棋譜 ~現代将棋ミステリー~」の発売日です
新作ADV「千里の棋譜 ~現代将棋ミステリー~」、
— KEMCO(ケムコ) (@KEMCO_OFFICIAL) February 27, 2020
PS4®/Nintendo Switch™/PC(Steam)版ダウンロード配信スタート!
棋士たちのプライドや重圧、熱い対局、
うねるドラマに潜む謎を堪能してください。
各ゲームショップにてPS4®/Nintendo Switch™のパッケージ版も発売中!https://t.co/mc8xuYD8B8 pic.twitter.com/QxVVZVQoPS
「千里の棋譜 ~現代将棋ミステリー~」について:
- ジャンルは「現代将棋ミステリー」です(鬼推し)
- レーティングは「CERO B」です
- 対応機種は以下の通りです
- Nintendo Switch
- PlayStation4
- PC(Steam)
- Switch版とPS4版はパッケージ/DL併売です。PC版はDLのみです。
- パッケージ版にはささやかながらきれいにできた「特別詰将棋冊子」が同梱されます
本作は将棋対戦ゲームではなく 将棋界を舞台にしたドラマをえがくストーリーゲームです
制作はMista Storiesさまで KEMCOとの共同開発です
将棋の世界におくわしいですか
羽生名人や藤井聡太さんくらいは知ってる くらいの方が多そうです(amphibianもそうだった)
「ハチワンダイバー」とか「3月のライオン」を読まれた方はよりお詳しいのではないかと推察します
じつはとてつもなくハードな世界であり 氷点下の知性と灼熱の意志がうずまく鬼のバトルグラウンドであり 多くの濃すぎるキャラクター(棋士)がひしめくコロシアムなのです それだけでドラマの舞台としては十二分なのに 現代に至ってAIという革新技術により色々激震が走っています
本作はそういった将棋界への深い理解のもと 名人の失踪やら 人工知能の名人位への挑戦やら 封印された対局やら 将棋界の禁忌やらといった 魅力的なフィクションを紡ぎ出してゆきます
シナリオ執筆は Mista Stories代表の宮下英尚さま 「Folks Soul」という作品のクリエイターとしてご存知のかたもおられるのではないでしょうか
穏やかなれど激しい情熱を秘められたスーパーサイヤ人みたいな方であり 万人に受け容れられる柔らかい筆致で 時には熱く時には鋭く 変幻自在のストーリーを紡がれています
かつてスマホやPC向けに「千里の棋譜」として公開されていたストーリーに改稿を加えつつ大幅な追加を行い 倍以上の文量となり グラフィックを大量追加&一新した完全新生版となっています
さらに宮下さまの将棋愛と人脈により 実在の棋士の方が登場されたり監修につかれたりと いままでにない賑やかな仕上がりになっています くわしくは公式ページをみてほしい
本作は KEMCOのノベルADVのエンジンをつかって動いており ここを見ているみなさまならおなじみのインターフェイスが登場します
ただしUI魔人であるディレTの直轄によりかなり洗練されていますし 調査パートや謎解きパートではグラフィカルボタンが入ったり 対局パートではカットインがばんばん入るなど 非常にカッチョイイ仕上がりとなっています
悪魔的に豊富な立ち絵差分パターンで魅せた「最悪なる災厄人間に捧ぐ」といい 演出面ではRL含む過去作はまったくもって太刀打ちできない ぐぬぬです
そんな本作 amphibianはおもにSEとしてお手伝いさせていただきました
エンジンの運用補助と新規機能の提案・設計などです
将棋盤を図示するためのスクリプトをどう組むかとか こういう演出はこうするとか 広範囲な一斉置換計画の作成とか そういうプレイヤーからは全然見えないガチ開発ぶぶんです
あとはプロットを拝見していくつか意見をおつたえしたりとか
クレジットはどうなってるのかわすれてしまったので是非エンディングでみつけてみてください
「将棋は詳しくないからなあ」「ミステリーって難しそう」と二の足をふんでいる あなたにこそ このゲームは楽しめるのではないかと思います
かき口は本当にやわらかく やさしく 将棋知識ゼロで読めるようになっています
そのうえで遊び終えたら そこらのひとより確実に将棋界にくわしくなっているはずですし 熱い対局にもえあがっているはず
興味を持って下さった方は ぜひ手にとってみてくださいね
それでは
買いました、そしてクリアしました!
カットイン演出とBGMがあいまって逆転しがちな法廷バトルを彷彿とさせる熱くて熱い対局シーンと、その前後に繰り広げられる悲喜こもごもの人間ドラマ、実に素晴らしかったです。
あと監修もされている実在の棋士の方が一番やりたい放題なのズルい(褒め言葉)。
クレジットは「両方」でエントリーされてましたね(謎の配慮)。