今日(5/7)は「鳴河大介@鈍色」の誕生日です!(追記アリ)

daisuke_b

俺のことを、みんなのことを祝ってくれる人が、まだいるかな?
いたら、何度でも言うぞ。……ありがとうな!


そんなわけで本日(5/7)は、「鈍色のバタフライ」より、2年B組の3バカ(熱血バカ)にしてハーレムキングになり損ねた男、NO IMAGEさん、あっちいなさん等の異名をもつ物語の主人公、鳴河大介(なるかわ だいすけ)くんのお誕生日です。 おめでとう!


(以下ネタバレに注意!)

ケムコのノベルADVシリーズ(かたくなにノベルADVと書いてるのはもちろんアレアレアレに対する敬意を忘れないため。このポータルの名前は覚えやすさ重視で「ノベル」が抜けてますが……)の記念すべき第1作、その主人公として世に出た大介ですが、おそらく歴代主人公のなかではもっともプレーンな主人公ではないでしょうか。

スーパーハードな人生を送っていたり、リーダー気質だったりといった特性は「トガビトノセンリツ」竹井和馬と通じるところがありますが、彼のような内面的な屈折はほとんどなく、せいぜい「仲間」を重視する姿勢程度であって、バタフライゲームの「首謀者ではない者たち」のために早々に心を決め、立ち回ります。その際の思い切りもよく、朴訥(ぼくとつ)で、明るい性格で、最後の決断も彼らしく下します──そのかわり、裏で進行していることには全く気付かない耳の遠さを備えていたり。

他のキャラにも言えることですが、鈍色のバタフライのキャラクターは往々にして「オーソドックスな」デザインとなっています。これは最初の作品だったという事情にくわえ、鈍色という作品の特性に由来する様々な要因があります(というか2作目であるトガビトが、鈍色との差別化のためにひねりすぎた……そしてそれが今後の方向性を決定づけた、と言えるかもしれませんが)。難聴系主人公に妹キャラ、ツンデレに悪友に巨乳にロリに……ある意味、当時の基本文脈を網羅的に押さえたキャララインナップとともに、我々はスタートを切ったわけです。

果たしてそれが、独自のものとして受け入れられるか。心配はありましたが、思いがけない好評とともに、彼らは受け入れられました。

いま、彼は、あらゆる意味で「指標」になっています。
大介ならやったであろうこと。大介ならしないであろうこと。大介のものでない別の新しい物語で起きるべきこと。
本作に対して「一般的でないキャラを書く」試みはトガビトへ、本作と同様に「一般的なキャラを深く深く書いて独自化する」方式はDMLCへ。それぞれ枝分かれしつつ、彼らの足跡はノベルADVシリーズの礎として、確かに命脈を保ち続けています。

ずいぶんとメタな話題になってしまいました……彼は立ち絵が存在しないキャラ(公式サイトのシルエットは毎度おなじみKEMCOの蛇屋さんのお仕事であり、紹介サイトの座り的にないと不自然ということで急遽つくられたものです。彼のリアルシルエットを表しているというわけではないため、ここでは紹介を割愛します)ですので、高解像度立ち絵の代わりにもう少し、裏話を。

彼が作中で披露した、カニをぶっつぶす料理は、「がん汁」的なものです。
シナリオを担当したamphibianはゼロ年代のテキストサイト・FLASH文化全盛期を直撃した世代で、伝説のサイト「ざざむしメニュー」にも大いにハマッた口だそうです。ここで読んだがん汁の描写が印象深く、究極的状況での束の間の安息をもたらす食事のメニューとして登場させたかった……とかなんとか。また一応、彼を「料理男子」というほど料理好きなカテゴリにしたくなかったがゆえに、一種乱暴にも思える調理方法が丁度良かったそうですよ。

また、何度もコンテンツに登場しては場をにぎわしている「ソモサリアン」を最初に口にしたのは彼でした。
その正体についてはどうしようもない回答が既になされてしまったので見ないふりをするとして、もうひとつ裏話を。

実は、ソモサリアンは最初、「ソモサン」でした。

 

ディレT 「ソモサンって何」
両生類 「ズンドコベロンチョ的な何かです」
ディレT 「そもさん・せっぱと関係してそうなんだけど」
両生類 「別にそう思われても構わないんですが」
ディレT 「なんかヤダ」
両生類 「うーん」

(たしか)そんな経緯で、完全な造語である「ソモサリアン」になったのですがマジでどうでもいいですね!


次は……5/24、同じく「鈍色」より、いろいろネタにはことかかないあの人の誕生日がお祝いできるようです。


(2015/5/8追記)

驚愕の事実が判明しました。

記事を読んだディレT氏より、ソモサンとソモサリアンの間にもう一段階あったはずだという情報提供があったのです。

nabeさんはおぼろげにその記憶があるらしく「名詞っぽくないんすよ」と言った記憶があるとのこと。

amphibianにおいては忘却の彼方とのこと

情報によりますとその中間形態はソモサンとソモサリアンの中間の字数、つまり5文字だったはずだとのこと。
……ソモサリア? ソモサリン? ソモサアン?
ソモサアン、ソモサアアアアン!!

謎は深まる一方ですが、繰り返しますが、どうでもいいですね。

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  1. 匿名 2015.05.12 8:15pm

    目立たないけどとってもイイヤツなので好きです♪
    お誕生日おめでとうっ!!!

  2. とっく名 2015.05.09 10:33am

    語数は違いますが、エイドリ○○○○ン的なのりですね
    ソモサリアンに関しては某青年向け漫画で似た名称出て来て、え?と感じた事はありました

  3. そもさん 2015.05.09 2:19am

    No imageさんお誕生日おめでとう
    立ち絵のない主人公は、読み手の自己投影がし易い反面、アレがどうたらと過去記事で読んだ記憶があるような気がします
    確か、多分

    大介はこの「バタフライゲーム」において、彼なりの思考で動いていたにも関わらず、どうしても読み手と同化してしまいます
    なので、彼にお祝いの言葉を贈ると、まるで自分に誕生日おめでとうと言っているかの様なむず痒さがあります
    だから今迄お祝いの言葉がないのだと思いました

    ソモサリアン含め、誕生日おめでとう

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