みなさんこんにちは。ADVチームです。とても寒いですね。気温といい忙しさといい、気分はもう師走です。
さて、そんな前フリとは全く関係なく(いつものこと)アドベンチャーゲームのお話です。
今回は微妙に開発秘話っぽいものですね。
これはなんでしょう!?
アドベンチャーゲームのキモといえる「立ち絵」。
お客さんがいちばん見る図像だけに、「立ち絵」に乗る「表情」はとても大事です。
そのキャラクターの性質を把握し、作中に必要な表情をちゃんと揃える……これはとても大変なのです。
ざっくり「喜怒哀楽」の4パターンを要求するような作品もありますが、おおむねADVでは足りないことがおおいです。「喜」と「楽」は往々にしてかぶりますしね。
理想は、作っていく際に「こんな表情が欲しい」とどんどん要件を積み上げていって最後にまとめて立ち絵に集約することなのでしょうが、なかなかそうもいかないことが多いです。
そんなわけで、うちのライターが制作の早い段階でつくっているのがこういう表です。
必要そうな表情をかなり具体的なかたちで指定するのがその目的です。
ずいぶん細かくデザインが指定してあるなあとお思いでしょうが、これでも足りないくらいです。
事実、作中で差別化に失敗した表情もありますし、ここから不足で付け足した表情もあります。
必要な表情素材を早々に洗い出して決定すること。
図案とその意図を、イラストレーターさんに不足なく伝えること。
これらのためには結構な手間がかかるし、それでも色々難しいのである……というお話でした。
これ以上はだいじなノウハウになりますので秘密!
ちなみに、誰が誰かわかりますか?
まあ、コレを見た人は一瞬でわかるとおもいますが……
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