ン……
本日は「レイジングループ」より、ヒロイン春ちゃんの祖父にして藤良村随一&唯一の現役猟師・巻島寛造さんのお誕生日です!
おめでとうございます!!
彼は良くも悪くも非常にシンプルな人物です。
孫を想う一面は作中でも描かれていましたが、一方で「堅そうに見えて実は寂しがり屋」とか「実は特定のなにかを溺愛している」といったツンデレ要素は持ち合わせておらず、ひたすら見た目通りの粗野で硬派で現実主義(現場主義?)で、ある意味で責任感の強い老人です。
彼にとって誕生日は祝われてうれしいようなものでもなく、「ン……」で済ませるただの節目に過ぎないでしょう。
そんな寛造じいちゃんですが、初期試料によれば彼は動物にたとえるとおおかみそのものとあります。
強力な階層構造を敷いて群れを統率しつつ頂点は常に孤高。かつてあらゆるシシの天敵であった山林の支配者。そんなオオカミのイメージが込められています。
なお、当初は現代狩猟者の装備品を元にした洋服&蛍光ベストでのデザインも検討されましたが、作品の雰囲気と合せる意味もあって最終的に和服&和風装備に固まった……などという裏話もあったりします。
……えー、さっきからトップ絵の多恵バアの圧力がものすごいので、彼女についても紹介しておきましょう。最初のお誕生日記事がアレだったのでね。
彼女もまた、シンプルな人物です。素朴で保守的で昔のことに詳しく情にもろい、皆様の肉親やご近所にもいたかもしれない、平凡なおばあさんです。腐女子とか巨乳とかラッパーとかいろんな与太話をライターがぶっこいてますが、基本的に本編とは関係ない設定なのでくれぐれもご承知くださいね。
天涯孤独な休水の名代ですが、匠を息子のようにかわいがっています。とはいえ匠が最初から親しかったわけではなく、作中でも軽く言及されますが最初は聞かん坊だったわけです。大人になって色々と辛い思いをした匠が彼女に対して親身になって接し、彼女もまた心を開いたのです。信頼関係の構築には、現実と同様に時間と真心が必要だったことでしょう。
そんな彼女は初期試料によれば動物にたとえると亀とあります。狼じじいを除けば休水の長老、丸っこい背中、などのイメージからなんとなく察せられるところですね。
レイジングループは(少なくとも本編では)できるだけ「当たり前の人間たちが極限状態でどんな振る舞いをするか」を描くことを主眼として書かれたので、こういった老人を書くことは重要かつ必須のことでした。
おそらく本編読了後のみなさまの中には、お気に入りかどうかに関わりなく、かれらの印象が強く残ったことでしょう。
長くなりましたが、寛造じいちゃんの大きな画像は以下のとおりです。
多恵バアの時も言いましたが、レイジングループの老人たちは、顔のしわの彫が深く、またよりリアルな骨格を意識してデザインされているため、口を開けるときには顎のラインも変わっています。細かい部分に気づいたでしょうか?
さらに、以前お伝えしていたアレも貼ることとしましょう。
休水住人が山祭りでつける面布(めんぷ)です。
老人たちが日常使いしているのは日よけや虫よけ、寛造じいちゃんに関しては狩り場で眼が光るのを隠すため等の事情ですが、おそらく彼らが若いころは日常的にこれをつける風習が(あるいは強要が)あったのでしょう。
なお、この面布のデザインについても裏話があったりするのですが、これはまたいずれということで……
次回のお誕生日はまた2週間ほど先になるようです。ADVチームはばたばたしておりますが、頑張りますので引き続きご注目くださいね!
寛造じぃちゃん誕生日おめでとうございます!
最近ゲームをはじめてみて、見事に寛造じぃちゃんに惹かれてしまいました。春ちゃんと今でも元気でいるのかな?その後が気になる所です( ´ ▽ ` )
だいぶ遅れたけど寛造じーちゃん誕生日おめでとう!黄泉忌みの宴において彼と対立した時の絶望感といったらもう凄まじかったです
それと貴重な面布の画像をありがとうございます
本編でこれが見られるのはほんの一瞬なのでじっくり観察出来ないんですよね
寛造じいちゃん!お誕生日おめでとうございます!!
暗黒ルート・鍵集めに於いても独り決断、実行する、そのシーンで寛造じいちゃんに強く惹かれました。
彼はある意味誰よりも「正義」だったのかもしれないと思います。
最終場面も、ああ…じいちゃん…春ちゃん…!!という感じでもう(語彙力)