プチデポット様、「グノーシア」発売おめでとうございます!!

感染性敵性知性体をぜったいゆるさない 実物はもっとかわいげです

amphibianです
感染してますか

3年前のことです
とつじょとして とあるインディーゲーム制作チームさんのブログで レイジングループがべたぼめされるという事件が発生しました

その後 PS Vita版のときも祝ってくださったりと とにかくよくしてくださっており おかえしの機会を伏して待っていたのでございます

それこそいまだ

プチデポット様 販売元のメビウス様 新作ゲーム「グノーシア」発売おめでとうございます!!!

このムービーをみておくと最初の悲劇がふせげるかもしれない


以下 序盤を遊んだインプレッションを含む 「グノーシア」というゲームへの言及をおこないます できるだけネタバレはさけますが 全く情報入れずに遊びたい方は何回か遊んでから読んでください


簡単にいうと 高度な人狼シムを内蔵したSFアドベンチャー です

閉鎖された宇宙船のなか グノーシアとよばれるなんか感染してくるやべーやつにクルーがやられ潜伏されました グノーシアは宇宙船がジャンプするタイミングでクルーを1人この世から消し去ります それに対処するために宇宙船のAIが無情な駆除シークエンスを開始して船員に凍し合いを命じるのです

ゲームのメインフローは「グノーシアによりクルーが全滅する前に、誰がグノーシアか推測・特定し投票で嫌疑を特定・冷凍睡眠により追放する」まさに人狼ゲーム的なルールにより進行します
シナリオテキストによる制御ではなく 個別のパラメータと思考を有したキャラクターたちが様々な協力行動・対立行動・情報提供を行うなか それを読み解きつつ 自らの言動によって投票先の誘導や自分のヘイト回避をおこなう……という 人狼シム と言って差し支えないしろものです

人狼そのものではありません
完全スタンドアローンで 未来の人工頭脳を搭載しているわけでもないこのゲームは 人狼の「政治ゲーム」「心理ゲーム」「論理ゲーム」「生存ゲーム」といった要素を高度に吟味・抽出して パラメータに落とし込み アルゴリズムによって人狼プレイヤーらしきふるまいをさせることに成功した 極めて稀有な シムエンジンである ということのようです
加えて 時に理不尽になりがちな人狼をよりゲームとして楽しく遊ぶためや 死んだまま待つだけになりがちな問題をふせぐための スタンドアローンゲームゆえの工夫がいくつも盛り込まれています レベルアップによるパラメータの成長とゲームの流れを決定づけられるスキルの存在や 陣営戦要素の制限などが核でしょう

レイジングループの冒頭で りかこは

「すーぱー人工知能りかこ20人と
 永遠の人狼ゲームを楽しめると
 ご期待された方。すみません。さめざめ」

といっていましたが だいたいそれが「グノーシア」というゲームです

さらに「人狼シム」を「繰り返す」ことにより イベントを閲覧してキャラ情報を解放し それによってメインシナリオを進めることが ゲームの目的となるようです
「繰り返す」…… これは明確に「ループもの」です
新たな人狼卓が立つたびに「●●LOOP」と表示されるほどです

思えばプチデポットさんのブログ記事でこんなことを仰っておられました


実を言うと「レイジングループ」、我々の次回作とカブる所があって、カブる上にこんな面白いの出されちゃ困っちゃいますウフフ、エヘヘ……。


http://globule.sblo.jp/article/174258186.html


製作者の方とお話してみたいな、てのも時々妄想します。アレとかコレとか、きっと驚いてくれると思うんですよ……。


http://globule.sblo.jp/article/178104880.html

ガチカブリですね
ほんますんません

人狼とループを組み合わせるということは「人狼は繰り返し遊ぶものだ」という全く同じ着眼点でデザインをされたことに他ならないと思います
さらに「人格や立場によっても影響される政治ゲーム」であるという要素抽出や 「人狼ゲームを繰り返すことでドラマイベントを発生させ大きな物語を動かしていく」といった大枠のフレームワーク設計に 近い発想があるのだと思います

一方で 人狼部分の設計を「大量のシナリオ・物語」で実現したのがレイジングループで 「CPUと戦うゲーム」で実現したのがグノーシアです

また レイジングループでは 人狼ゲームの理不尽なルールや監修について意味付けを行いそれをおどろおどろしいモチーフや哲学的問い掛けに絡めてシナリオ中核に据える(成功したのかは知らん)という試みをしており それと密接に結びついた「人間同士の憎悪や悪辣さ、精神的グロ」が乱打されますが
グノーシアではSFフレーバーでそこはさっくりとおさめ (少なくとも序盤段階では)気にせずに人狼パートのトライアル&エラーに打ち込めるようになっています
また「ブラックで生々しいテーマをクールに可愛く描く」わざにより 人狼は血生臭い殺し合いではなく さばさばした知的闘争にアレンジされています

いろいろすごく納得です

プチデポット様の前作「メゾン・ド・魔王(コンシューマSteam)」は極めてリプレイ性・試行錯誤性に富んだ経営シムです かわいいけど結構ブラックなんですよね
このチームが「人狼」を「何度でもループして遊べるもの」ととらえて青写真を引かれたことも納得ですし その「ゲーム部分」と向き合うためにシムエンジンが設計されることも極めて理にかなっています
その一方で 「同じ課題に至ったうえでちがう解決策をとった」RLを面白がっていただけたのも 納得するしかない

ちょうどノベル版レイジングループ3巻で小高和剛様が仰ってくださっているのと近い観点かと思います (関連記事

このあたりの気づきはamphibianに緊張と反省をもたらしました
すぐれたゲームクリエイターが「相通ずるもの」を高く評価される際 その方々の見る目には必ず「ご自分が放つ強烈な光が写り込んでいる」と思うのです
要は すごい人たちの頭の中にもともとあったものがそもそも素晴らしく それに似ているという理由で 対象物への評価には加点がされていると思うのですよね
奈須きのこ様にたくさんの過分なお褒めの言葉をいただいたのち 「深海電脳楽土 SE.RA.PH」イベントをプレイしたときに確信しました
あんな素晴らしく胸の締め付けられるループの物語を描かれる方だからこそ RLのループ要素にかなりの加点をいただいたに違いないのです
セイレムやルルハワがちょっと似てるとかいわれたのも完全にそういうことです もとから近い「大きな構想」をお持ちだったからこそ 高く評価をいただけたのです (※実装時期を考えても影響があったとかあるわけない)
つまり 驕るな両生類 ということです

ひきしまったところでゲームをやりましょう

amphibianがそれを始められたのは昨晩深夜のことでありました(発売日は2019/6/20です)
それでもさっそく見知らぬ宇宙船で目覚めてみました

ここから 最序盤のインプレです ぼかしてますがネタバレに気を遣う方は自己責任でたのみます


  • 前知識できるだけ入れずに臨んだので人格等でも選ぶことができない
  • 人狼ゲームの常だが情報がない状況では議論は単なる水掛け論と化す
  • なのになぜ躊躇なく「疑う」とか「かばう」とかできるんだキミタチ
    • あとから分かったがこの「疑う」や「かばう」は額面通りの行動じゃなく「他人の投票されやすさの調整」行動である これの有無によって敵対関係を探ることはできるけど「真相を知ってるからこういうことを言っている」と思わないほうがよさそう
  • 容赦なく究極の選択に追い込まれる(ここまでチュートリアルだろうとたかをくくる)
  • 「 amphibianだったら最初に助けてくれたやつを敵にして絶望のどん底にするだろう」などという思考でうごく
  • その結果じぶんのおろかさによるじごくをみる(ヒント:冒頭カット)
  • 気を取り直して次のループへ
  • 何でこのゲームでは男子対女子の争いになりがちなのか 情報無いこともあって学級会の様相を呈している
    • あとで気づいたがだいたい男子側に問題がある
  • こういうイベントも起きるのか~
  • じぶんのおろかさによるじごくの埋め合わせのような機会がある
  • のる
  • さらなるじごくにみごとにはまる
    • ここまで固定イベントなのだとしたらプチデポットさんの罠にズボズボはまりまくっていて業腹
  • その後自分がエンジニア(占い師/へびの加護的なもの)になり 対抗名乗りがあったのだが 「そいつを泳がせてもう一人を一網打尽だ」的な思考で第二の容疑者を探す
  • みつける
  • 一度守護天使(狩人/くもの加護的なもの)に守ってもらう
  • 采配ミスで守護天使をばらしてしまうという割と最低な行動を行う
  • 人数少ないのでターン数が限られていることとか「一網打尽」とかルール上存在しないことを失念していたため普通に負ける
  • 発狂して寝落ち
  • 翌日始めるとエンジニア2人出現 スキルで片方を嘘と見抜いたので冷凍 さらにそのエンジニアがクソつよムーブを見せ最短勝利を果たす
    • どう考えても自分の手柄ではない
  • レベルアップ方法が分からないのでヘルプをよむ
    • 実はすごく重要なヘルプだが すごくヘビーなヘルプでもある 最初はいろいろ遊んだあとに見るのがいいのかもしれない
  • このゲームの本質をようやく理解しはじめる
  • とうもろこしに水をやる
  • 出社

いまはループ6です
進捗に応じてどんどんゲーム内容が拡張されてきたので今後さらなるハードな試行錯誤が行われることでしょう

このゲームは面白いのか?
amphibianはとても楽しんでいます
amphibianは「楽しみ方を自分で開拓しているとき」が一番楽しく この稀有なゲームとの向き合い方がまだ全然分からない一方で投げたボールがすごい形で返ってくることのすごさに震えつつ 工夫するのがとても楽しいわけです

一方でまだ最序盤です
このゲームの「イベント解放」は 実績システムみたいなところがあり 人狼SIM内で特定条件を満たしてイベントを踏むとかでキャラを掘り下げてゆき その結果なにかが進んでいくという構成のようです
シチュエーションはループしているのにキャラを掘り下げると物語がすすむというフレームワーク
グノーシア化したキャラクターがほのめかす「先方も試行錯誤している」ことへの言及
「グノーシア」という名前
このゲームを始めて真っ先に行われる問い掛け
このあたりを考えるに この「物語」が描こうとしているものが何なのか おぼろげにイメージはいだきました
それが正しいか あるいは全く的外れなのか そこも非常に楽しみです
ごく最近気づかされましたがamphibianの関心はだいたい人物ではなく世界(または作品)の秘密の深奥や根本的ルールに向いています このゲームの根本に据えられたものが何なのか ループの果てに見出してみようとおもいます

インプレここまで


最後に レイジングループなどウチのゲームを楽しんだかた向けに刺さりそうな情報をおいておきますね

  • 「別ルート」をもとめてやまない方々に朗報! 無限にあそべます
  • かわいいヒロインにむちゃくそ裏切られるという快感を味わえます
  • 能里の血を煮詰めたようなやつが出ます(超有能で超ヘイトゲッター)
    • どのキャラも相当濃いです きっとどれにもファンがつくことでしょう
  • SQちゃんはなかなかきわどい振る舞いでドキッとさせてくれるでしょう
    • ビッチスケッチワンタッチとかは言いません
    • うんことも言いません

おそらくこれからもっとガンガン魅力が発掘されることでしょう
手塩にかけて開発されたことがありありとわかります
あまりゲームを最後までクリアできない性分ですが 最後までつづくかどうか含め試してやるつもりで楽しもうと思います

改めて プチデポットの皆様 本当におめでとうございます!! 本当におつかれさまでした!!

みんなもやろう「グノーシア」

※Vitaをいまから買うのは大変かもしれないが「移植を!」のリクエストはものすごいプレッシャーを開発者に与えることがあるのできをつけよう

関連記事

  1. 2016.08.10

    夏休み
  1. さーし 2019.07.13 10:52pm

    レイジングループを超絶楽しんで
    人狼ゲームを好きになって
    ツイッターでamphibianさんのオススメを見て
    グノーシア プレイしました!

    どっちのゲームも超絶楽しいぃデス(//∇//)

  2. 匿名 2019.06.25 11:28pm

    この記事読んでグノーシア始めました。滅茶苦茶面白いです!

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