amphibianです
なんかWordpressがスーパーな更新を入れてくれたようで　ブロック編集が超つかいづらいのは慣れるしかないとして　テキストが入力中についたり消えたりするのは普通にバグだとおもうので　どうにかなってくれるととてもありがたいです

ものをつくるにあたり　相反する２つの物言いがよくきかれます
「制約が大きいと萎縮して何も作れなくなる」
「制約が大きいと工夫して良いものができる」
これどっちが正しいのでしょう
どっちも部分的に正しいけど　万能ではないですよね

「制約が大きいと萎縮して何も作れなくなる」
萎縮効果というのは要は怒られが怖くてクリエイターが先回りで色々忖度した結果脳の稼働が忖度に全取りされて創造性が死滅する現象だとおもいます
これは実際にありますが　結局は脳のタイプ次第といいますか
制約をもうける側が何を求めてるかを適切に理解・共感して自然に適応するやつはするし　めちゃくちゃ手が早く心が強いやつは制約に全部ひっかかっても全対応することでものが出せたりします
「何も作れなくなる」のは創造スキル特化で忖度スキルが低い人であって全員ではない　だから別にいいじゃろってわけではないので後ではなします

「制約が大きいと工夫してよいものができる」
こっちは主にクリエイターを逆境に置いた結果底力が出てものがよくなるということで　そこまでは正しいとおもいます　
進歩のためには課題解決が必要なのも確かでしょうから
ただし「大きければ大きいほどよい」というのはまちがいで　荷が勝ちすぎればふつうにつぶれるとおもうわけです
また逆境には「強力なライバルがいる」とか「お金ぜんぜんない」とか「すごく納期が短い」とか色々種類があると思われ　どんな逆境が戦いやすいかはクリエイターごとにかなり異なるのではないでしょうか

つまり前者が警戒するものは後者が楽観的に提示しているものより強烈な逆境だということです
「萎縮」をよぶ制約というのは　「失敗すると取り返しがつかず」「今後について多大な影響を及ぼし」「そのわりにどうすれば正解なのかはっきりしない」という最悪レベルの理不尽な逆境だとおもいます　デスゲームみたいですね
その中でも生き残るやつが出るのはたしかでしょうが　逆境がでかいぶん進歩も大きいとも限らないし　犠牲はでかいです

たぶん世の中はゆるい時代と逆境の時代を繰り返していて
ゆるい時代にいっぱいクリエイターが減って
逆境の時代にいっぱい減って一部のやつが残って
という流れで今に至っているんだと思います
この大量絶滅じたい意味がないとも言えなくて
それこそ恐竜が絶滅したあと哺乳類の時代がきたみたいに
何らかの文化の節目をつくりだすのに一役買っているような気はするんですが
だからって地球に隕石とか落ちるのが決して「良い」とは言い切れないですよね

かといって　ずっとこういうことをやっていると　うっすら隕石落とす側のことも見えてきたりして　難しいなとおもいます
外宇宙からとんできた恒星間ミサイルをガードしてもらった結果　破片がふってくることもあるし
神っぽい人が責任感じながら大量絶滅ボタンを押してることもあるし
まあそういうことなら仕方ないので　頑張って適応して生き残るしかないなと思うこともあります
ヒャッハーぶち殺してやるぜ的なノリでボタン押されたら流石にこっちもユワッシャアですが　北斗神拳は習得していないのでしぬしかありません　まあこれはクリエイターにかぎらず　あらゆるボタン対象者にいえるので　ボタンの所在と持ち主にはよく気を付けておくべきでしょうし　神っぽい人にはユリア的な心をもってほしいとおもいます　最近北斗の拳のアニメを全話みましたが想像よりだいぶエモい話でした

やっぱり　ベストパフォーマンスは「ほどよい適切な逆境」にたっているときに出るものだとおもいますし　そうであれば作り手は多ければ多いほど名作が世に出る可能性もあがるんじゃないでしょうか
全員に厳しい制約がかかってキルゾーンにぶちこまれる展開ではなく　たくさんのクリエイターさんがそれぞれいいかんじの逆境にあたって　みんなうまくなって　さらにクリエイターさんが増えて　どんどん良いものがふえ　みんなのテンションがあがり　経済が発展し　人心が救済され　聖なる国が成ると
そういう方向で　神っぽい人には前向きにご検討いただけるといいですね

なお個人的にいえばとても恵まれていて　各方面からいいかんじの逆境がふってきており　号泣しながら適応をすすめているところです　乗り切った暁にはきっと何かしらの進歩をとげられるのではないかと期待しております　老いによる劣化をしばしば感じるのだけが心配ですが

みなさんが好きな逆境はなんですか？