amphibianです
きょうは馬宮さんのお誕生日です おめでとうございます
そんなわけで いつもレイジングループを推してくださっているアニメイト三宮店さまが お祝いをしてくださったいました ありがとうございました!
(ただしがんばるといっても変わったことは思いつかなかったので心をこめていつものやつをやります)
馬宮さんは 人気で言えば結構うしろのほうです
地味なのは間違いないのですが 「がんばっている普通の大人」をがんばって書いたつもりなので がんばっている普通の大人のみなさんから 共感をいただいているのかもしれません
奇食フードライターで民俗学知識がある という人物が「普通」なのか という点ですが 「何らかの嗜好をもって学問を志したこと」「それを生業にしようとして一度挫折し、別の適性を見つけてがんばろうとしていること」あたりまで一般化すれば ふつうの方だと思うのです
たまたま彼女の雑学的知識が役に立つ局面があった(役に立てたのは陽明あってこそとはいえ)わけですが 逆境にまけず必要な懸念や気づきを述べ彼女なりに立ち向かおうとしたことは 「普通の人にもできる」 しかし 「とても大事ながんばり」だと思うのです
だから彼女にはエクストラでさらなる逆境に立ち向かってもらいました
amphibianは実はCoCは未プレイなのですが 「サイレントヒル」や「ゴーストハンター」シリーズ 「ウォーハンマーRPG」あたりの経験をふまえ 英雄ならぬ一般人が逆境にてもがき苦しみながらも解決をめざす空気感を指向して書きました
このへんには若干のこだわりがあります
幼少期 親が「ウルトラマンよりウルトラQが好き」みたいなことを言っていました 世代びいきももちろんあったでしょうが ヒーローであるウルトラマンではなく ヒーローでない人々が知恵と団結で怪奇事件に立ち向かうほうがおもしろい的なことを言っており 「そういうものなのか」と子供心に思っていました
加えてやはり親が「鉄人28号」について 「善いも悪いもリモコン次第」要素を「生来身に備わった英雄性で戦うのはあたりまえすぎる」「力と善悪は分離していて、力をどう使うか・誰が使うかで物語を書いたほうが深い」みたいなことを言っていたような感じがあり やっぱり「そういうものなのか」と思っていました
いま思うと結構偏った視点ですね 「英雄物語」には永遠不朽の魅力があるとおもいますし 「英雄なんて実際にはいない」というような架空性をたてにとった理不尽なマウンティングにつながりうるような話かとも思います
ただ一方で 「英雄でない者の物語」には 「自分もまたその場に立ちうる」という これまた代替できない特性があって 非常に魅力があるのは確かです
どっちも楽しめればいいと思いますし 作り手としては「自分がどっちを作ってるのか」をしっかりイメージして運用を間違わないことが大事かなと
思えばamphibianは この辺の原体験にけっこう縛られているかもしれません いままでおもっくそ英雄を主題にした作品は あまり描けていません(DMLCで試みたとか 陽明&千枝実は若干その気があるとかはあります) 未公開の作品を振り返ると その辺の立ち位置に無自覚であるゆえに頭の痛いことをいっぱいやっているなと思います……
馬宮さんは 「英雄じゃないのにがんばってる人」として 個人的にはうまくいった感触があり 気に入っています
何かしら機会ができたら出してあげたいですね
エクストラがああなった以上 彼女がどんな変化を経ているかはちょっと不明ですが
以上です おめでとうございました
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