amphibianです
前回の続きです
今度はamphibianが書いてきたキャラの言動や性質をあげつらいながら
それが自分に似てるかどうか 内省してみようとおもいます
△ 「あっちいな」
アレはもとの企画からあったセリフなのでamphibianからでたものではないです
しかしながらamphibianはたまに妙にかっこうをつけた発言をリアルでしてしまい恥をかいたことがあり
小学生のとき 祭りの帰り道で友人連中と○○んち行こうぜ的な話が出たとき 素で「逆方向だぜ?」と(親指でそっちを指しながら)口走ったのですが それがその場全員にハマったらしく しばらくあだ名が「逆方向だぜ!(親指ビシッ)」になった
だから「あっちいな」の魂は持ってるかもしれない
× 仲間意識がつよい
大介くんとちがって 仲間的なものへの帰属意識や忠誠度はとても弱いとおもいます
義務感責任感みたいなものは肥大してるのでアレですが
会わなくなったらすぐに疎遠になってしまうタイプの人間かもしれません
中高の友人とも連絡とれなくなったなあ
家族への想いや 近しい少数の人たちへの想いはそれなりに強いと思ってるのですが
○ 料理が好きだ
書くまでもないかもしれない
処女作でいきなりカニをつぶしはじめる主人公はどうかと思います
一番の問題点は未検証で書いちゃったということで たぶんあの食材だとうまい汁はつくれないとおもう
△ 「イザというとき体が動くように」
これは割とそうだろうなと思いながら書いたことなんですが
残念ながらあんまり行動がともなわず実践に至っていないことです
「作者が考える美徳/悪徳を 作者が実践できているとは限らない」
これはきっと作者本人と作品人物のギャップをつくる主因でしょう
× エセ不良である
どちらかというと優等生キャラだったとおもう
授業中に静かにしろっていって「寝るのを邪魔しやがったな」といって殴られたことはある
× 自殺願望・心中願望がある
ありません
なんか未成年期は世をはかなみがちだった気がします
ものすごい不安や悩みに眠れないようなことも多々あったけど
高校卒業してからはだいぶ落ち着いたような
生物学や物書きやTRPGやTCGやローグライクゲームとの出会いとか
仕事についたとか 自炊しだしたとか ライターになれたとか
そういうのを積み重ねてちょっとずつ落ち着いた感じはします
最近は夜は布団に入ってスマホ見てるとだいたいすぐに眠れます
疲れているだけかもしれません
× カレー厨である
アレは純粋に和馬のキャラづけとして出したのです
個人的にはカレーは「家庭料理として出たらうれしいもの」でありながら「外で食うものとしてはどうなの?」という認識だったので
大学入って店の本格的カレーに入れ込み金に糸目をつけない人たちの存在にショックをおぼえました
今ではそうでもなく おいしいカレーを店で食うのもすきです
同等のランクだったものに「うどん」と「おでん」があり うどんはだいぶ好きになった おでんは未だに なんか外で食うと損した気分になるのだけど 飲み屋のつまみとしては急にコスパ良くみえるふしぎ
○ えらそう・格好をつけている
これは自覚があって 特に後輩さんたちを相手にするときに偉そうになっている気がしています
下から見ればかっこ悪い上に見えるだろうなと 直そうとしています
× 僕には感動がないんだ
ごめんなさい
正直アレについては 筆力不足で書ききれなかったと思う
彼は本質的には 「自分の望むことと真逆のことも平気でできる」という サイコパスの類型みたいなやつだとなんとなく考えていて 結局は「究極的にすれ違う2人」みたいなのを書きたかったはずなんですが もっと滑ってない言い方にしておけばよかったと とてもとても悔やまれる
△ すべりギャグの使い手だ または ギャグがいつも滑っている
たまに言われます
なんでや!!! amphibianのトークそこそこおもしろいやろ!!!
記事やTwitterはすべってるかもしれんけど!!!!
他人をくさして笑いをとるスタイルが板についてしまってるのでこれも直したいです
△ 「証拠が必要なんだ」
これ覚えている人すくないかもしれませんが景くんが三つ編みの写真をとったときのことです
あれは「彼があの時とり得た最も賢明な行動」であり かつ 事実を証明するために証拠が必要という考えは科学的な態度だと思っていますので同意です
自分が必ずしも合理的に動けているとは限らないですが
○ バカほどよく思い悩む
景くんのモノローグがたまに循環的で散漫でクヨクヨしがちなのは彼が「バカ」と自認している原因として出しています
実のところ彼は知能が劣るというよりは 「思考が非効率」あるいは「妙なこだわりに縛られている」といった理由で能力を発揮できないのだと思っています
amphibianにとって「頭のいい人」は 思考の効率性や一貫性や速度があるひと 知識を正確に運用できるひと それによって人を導けるひと などで 頭の悪さについては彼に似ているとおもっています
○ 生物厨
amphibianは生物学をまなんでいたので生物ネタを作品に出しがちです
ただ変な生物を持ち出してギャグにするのは 某えっちゲームで夏の浜辺の有象無象を主人公がスベスベマンジュウガニ呼ばわりするシーンが好きすぎて影響された感があると思います
△ 「愛」とは「愛する」と決めること
うーん
これは「誰かが達した一つの結論」としては理解できるとはおもいつつ同意はしないことです
この「愛」はかなり「男側の手前勝手な結論」であって 男が心の中でひっそりと行っているかもしれない思考かもしれないが 万人にとってそうあるべきとは思わないですし もうちょっと穏やかな何かがあっていいだろうとおもいます
○ 証明できない世界は「同意」によって成立している
ジンクス設定はホントはもうちょっと別の名前で 大学時代から考えてきた設定を煮詰めたものなんですが
当初は「精神病に由来する特殊能力」みたいだったのが大分ズレてきたなってかんじです
別のところでも言ったのですが これは世界観というより世界解釈の方法のひとつで あらゆる不思議現象は妄想かもしれない → 共有された妄想は証明不能な不可思議現象である という解釈にもとづくなにかです これ某ゲームの某設定と被ってるらしい話もきくが怖くて確かめられない
本当は「天国」とかもうちょっと踏み込んだ設定があるのですがこれを出すチャンスはもう無さそうな気がする
ともあれ この「世界観解釈」はある意味で「真理」だとおもっているので amphibianは同意しています
△ 好奇心と恐怖を区別しない
怖い物見たさの無謀な部分があるのは否定しませんが
あいつほど変態ではありません
× 頭がいい
さっき書いた通り amphibianは景くん系なのでこれはあたりません
陽明さんが「頭がいい」と評されるのはうれしいんですが アレは部分的にモノローグを第1稿から2~3割削るなどしてかなり効率悪くシェイプアップをしていることと 核心的展開が「他人に振り回される」とか「人智を超えたことが起きる」とかなので 「人智の及ぶ範囲の事柄についてはズバズバ活躍させられるフォーマットだった」ことが大きいような気がしています
「自分より頭のいいキャラは書けない」という話がありますが 厳密には 作家は「自分が答えを知ってる難解な出題をしてそれをキャラに解かせる」という自作自演ワザが可能なので無理やり頭よく見せることも可能です
ストーリー展開でしっかり難題を解かせることをせずに表面的なキャラ付けで頭よく見せかける とかいった横着をすると だいたい「IQ百万のアホ」とかを生んでしまうので要注意です
△ ゲテモノ食が大好き
事実が無根です 「出されたものは食え」の家で育ったので基本何でも食えますが 実のところヌメヌメ系や生臭系の食材はけっこう苦手です
でも「見た目は悪いがおいしい」ものを味わうチャンスはのがしたくないので チャンスはおいかけていきたいです
ロバの脂身とかは別段そこまでってかんじだったなあ……
関係ないけど 成人すぎたころから果物アレルギーきつくなってきました イチゴやリンゴは大丈夫だけど イチジクや桃たべると 口がものすごく痒くなってつらい
○ 「トリックで実現できる不思議な事象は全てトリックによって発生している」
これには同意してます
本物の超常現象は チラッと隠すとか 変な手順を踏むとか そういうの必要なしに反論不能な不可思議を起こせばいいんですよね それが必要だっていうのは ほぼトリックありの証明だとおもっています
「トンデモ本の逆襲」など と学会シリーズにハマったころ インチキ科学やオカルトを明らかにするサイドから思想的影響は けっこう受けたとおもいます amphibianはSNEコンテンツで育ってるので山本弘先生を尊敬してますし 作中でもフーディーニの話はだしましたね オカルトやファンタジーに憧れつつもウソやインチキやペテンはみとめない というスタンスが amphibian的にはしっくりきています
その辺の思想をもうちょっと過激にアレンジしたのがこのセリフで 個人的にはわりと気に入ってるんですが もうちょっと短くしないと定番決めゼリフみたいにはならないよなー と思っています
「トリックに見えたものは全部トリック」となると……ぎゃくにバカっぽいしなあ
「決めゼリフをかっこよくシンプルにまとめる能力」みたいなのはずっと欲しいですね
意外とみじかかったかもしれません
もし 「この作品のこの部分・このセリフはamphibianの中から出たものや否や」みたいなのをお持ちでしたら コメントいただけたらまたいつか回答したいとおもいます
本質的にはTwitterでかまってちゃんタグつけて返信をつのってるようなものです
ネタ切れ気味のおっさんにえさをやりたいヒマな人がいれば遊んでもらえればとおもいます
それではこの度は これにてー
一点お伺いしたいのですが、D.M.L.C.のクライマックスで黒幕に挑む前に、深夜の教室で東護美弥氏が言っていた『危険なことする前に遺書書くと良い』というセリフ。 これは実際にamphibian さんが聴いたり体験したことなのか、それとも完全なフィクションなのか、少々気になったので教えて頂けませんか?
割と共感できる部分が多く、非常に興味深いです。
ちなみに作者さんから見て、開発中は行けると思っていたものの、
実際にゲームとして発売された後で恥ずかしくなった(やり直したいと思った)セリフとか設定とかありますか?
ジンクスの説明のくだりは1回読んだだけではなかなか理解できず難しかったのを思い出します。
きっと大事な話であり、この後のストーリーに大きく関係するんだろうと思って、
セーブした箇所からやり直して理解できるまで何回も読み直しました。
まだカオス○ッドやってないんですか?びっくりするぐらいジンクスに似た設定なのでやってみてください。
最初にプレイした時設定パクったのかとすら思いました。
性格や設定的なものはキャラ付けのため個性的な設定がつけると思いますが、キャラたちが考え事する言い回しとかはよく作者さんが出るなぁと個人的に考えていたりします
ビロビロビロとか、みょんみょんみょんとか、言ってるんでしょう?(確信
こうして比べてみると、個性的なキャラクターが多いのかなぁ、と思いました。
感動がない、というのはなかなか ないのかなぁ、とは思います。あとは、
あの作品のキャラクターに似てる方はそういらっしゃらないのではないかと。